”珈琲源ちゃん”

まるで山小屋だっぺ レインボー丸の船長は切り株の椅子に腰かけると蝶ネクタイのちょび髭ウエイターがコップの水を丸太のテーブルに置くと サンダルで枯葉踏みしめアロハオエ と言うなりご注文は?と聞いてきた いきなりの五七五にきょとんとする舵木弦三に これは朝から失礼いたしました私の趣味で俳句川柳を小小嗜んでまして心に響くことに出会いますとつい歌を読んでしまうのです レインボー丸の船長の足元を見てニッコリ笑うウエイターへ 季節外れの履物に照れ笑いしながらコーヒーをくれっぺ!と注文する北太平洋から帰って来たばかりの金色カジキ を釣り上げてきた漁師であった

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