”リール”

なぬ?尻にホクロ? 清はあまい思い出の風呂敷を広げたが牡丹の桃尻にはホクロは無かった 懐からキッチンクルミで作者の桃川からじかに頂戴した浮世絵の試し刷りを取り出して見ると裸でラーメンを啜る女の尻にはホクロはなかった これはどうなさったのですか?と言う昭和画廊の美人オーナーに 金ならいくらでも出すからアンタのそのムッチリとした尻をみせてくれ!と悲願する情欲の沼に溺れる清であった

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