mie – ページ 85 – MIe Ishii オフィシャルサイト

10 12月 2020

”モーニングサービス”

晩夏の朝の太陽の光を空気は水っぽく包んで　真夏のギラギラ太陽の威勢はなかった　虹…

09 12月 2020

”狐に摘まれる”

面倒の掛かる坊ちゃんやわあ　そこの藪で用足しなはれお稲荷さんへ飛ばさんよう気いつ…

08 12月 2020

”柳ごし”

御馳走さん　おいしかったわあ　なんぼ　高いなあ　二人ぶん？　ほな行きまひょか　鮫…

07 12月 2020

”共食い”

ネクタイで繋がれた二人の野郎は豊川稲荷の前の支那そばの屋台の前で立ち止まった　わ…

06 12月 2020

”カオス”

鮫島貿易の社長は自分のネクタイをキツネ目女装男の首に巻き付けしっかりネクタイの細…

04 12月 2020

”やさしい”

仕事とはなんであろうか　金を得る手段のことか　上野の美術館で観たセザンヌの絵を思…

03 12月 2020

”夜明け前”

ザーンザーン　海は一面の金色カジキで埋め尽くされていた　銛を手にした舵木弦三をめ…

02 12月 2020

”ダブルベッド”

レインボー丸の船長と人魚は凪の大海原に浮かぶ小舟に揺られていた　海と空の境界線は…

01 12月 2020

”フォーリンラブ”

ほなら行きまひょか　海軍少将に棄てられた泣きじゃくるキツネ目の女装男の顔は化粧が…

30 11月 2020

”オフリミット”

キツネ目の女装の男の顔色は青ざめた　プリーズ！ローン！ステテコイズミー！　海軍少…

29 11月 2020

”トレーダービックリ”

鮫島貿易の社長のソロバンは弾かれた　梅子なる真っ赤かなキツネ目の女装男を連れて帰…

27 11月 2020

”ギブミーチヨコレイト”

鮫のような紳士の書類キャビネットの引き出しが次から次へと開かれていた　時計の針は…