”海女”

追試のペーパーテストは百点満点だった 出席単位が足りない虹子は安堵した 学費を稼ぐためのキャバレー赤潮のホステス稼業だが二日酔いで授業をサボることも度々あった 虹子は古道具屋の前で足を止めた 店は所狭しと見たこともないような物で溢れていた 店主がハタキをパタパタ振りながら 虹子の尻を叩くと これはこれは失礼しましたと 白白しいことを言うと 面白い物たくさんあるよと店主が笑った 店の看板には わからず屋と文字太く書いてあった

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