”アウトライン”
空からのハシゴ 絵を描きつづけていられるのは 23才くらいかなシャッターや壁に絵を描きはじめたころのお話 スクラップブックに仕上げたウォールペイントの写真を貼って商店へ 絵を描きませんか? 1枚2枚と増えていったけど営業は托鉢坊主よろしく修行のようにウォールペイントの宣伝効果を説いて歩いた そんなとき小野俊の紹介で佐野さんと知り合った 佐野さんはグラフィックデザイナーでオレのスクラップブックを見るなり その当時人気のあった写真週刊誌FLASHの記者の田辺さんへオレの仕事を記事にしてくれないか推してくれた それからカラー見開き2ページで全国へとオレのスクラップブックは形を替えて知れわたった 仕事はジャンジャン来た 北は北海道から南は沖縄まで全国へウォールペイントを 年収15万円から年収3千万円に1年で増えた きのうウォールペイントの昼休み目当ての蕎麦屋さんは休憩タイム なんだよ一生懸命塗りすぎちゃったか 中華そばの看板発見! 携帯チェックすると 佐野さん死んだ との連絡 中華そばの味は節が強かった 美味しかったのかも 佐野さん オレの新作の展覧会へ見て欲しかったよ ありがとうございます
