”諸流会合して海へ落ち”

湯船に浸かりながらハンマーヘッドシャークマンの傷だらけの体を束子でゴシゴシ擦りながら やっと二人きりになれたわねとサディストの神楽坂芸者の虎丸は上気せるのだった 湯加減はどうだすか?障子越しに船頭が尋ねると もっと熱く煮えたぎっておくれと注文をつける虎丸にハンマーは湯中りしていたしそのウナギは白焼よろしくげんなりするのであった その一物に紅の糠袋をかぶせると口元の絹糸を力一杯引いてむっちりとした女体の垢擦りを産毛が擦り切れるほどに擦り上げる度に 玉屋〜と呻く男の雄叫びは花火見物の群衆の掛け声に打ち消されていたのだった

21/05/11 07:16:07
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