”サンセット”

スカイブルーのビュイックは清澄通りを西へと走っていた 永代橋を渡る時分には太陽が一日の仕事を上ろうとしていた 東京の夕焼けは綺麗だと毎度に感じる鮫のような紳士と反対に 夕焼けがこれから一仕事へと夜の商売への相図になっていた助手席でムッチリとした脚を組む銀座の高級クラブ”ドンブラコ”のママさんであった

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