”RAINBOW”

おまちどうさま!湯気を上げながらラーメンが来た 檜の板場にドンとおかれた丼ぶりをまじまじと見ると赤い雷紋が淵をぐるりと囲み焼豚が一枚の横に支那竹が5本にまんなかに刻んだ長ネギに鳴門が一枚の具材をのせたスープは醤油色に金ピカの油がところどころに浮いていて枯山水のごとくの趣がある おいしそう!いただきます!と昭和画廊の美人オーナーが蓮華でスープを啜ると絵師の顔を見るなり納得の相槌を打つのであった

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